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あしあと

    寺院

    • [公開日:]
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    寺院

    1 金勝山長福寺

     長福寺は滝沢にある曹洞宗の寺である。この寺は元上伊那郡中箕輪村にあった寺で、飯田城主小笠原氏が永禄元年(1558)に開基した寺と伝えられ、廃仏毀釈で廃寺となっていたのを、明治13年(1880)に滝沢に再興したものである。昔花見に長福寺という同じ名前の寺があったが、これとはまったく別の寺である。

     長福寺には仏像のほかに池田町の文化財に指定されている「釈迦涅槃図」がある、この涅槃図は縦300cm・横188cmもある大きなもので北安曇郡では最大最古のものである。

     
      【 本尊 阿弥陀如来立像 】
       木像 金箔  左足欠損
     高さ59cm ×幅 20cm × 奥行14cm 総高106 cm

    (向かって左)勢至菩薩立像 木像 金箔
     高さ33cm × 幅10cm × 奥行10cm 総高43cm

    (向かって右)観音菩薩立像 木像 金箔
     高さ33cm × 巾10cm × 奥行12cm 総高43cm

    脇侍 勢至菩薩立像

    脇侍 観音菩薩立像

      不動明王立像 木像 彩色             
    高さ63cm×巾23cm×奥行28cm 総高89cm      

       瑩山禅師坐像 木像 彩色
    高さ76cm × 巾36cm × 奥行24cm

      道元禅師坐像 木造 彩色          
    高さ75cm × 巾35cm × 奥行28cm   

      達磨大師坐像 木造 彩色
    高さ59cm × 巾35cm × 奥行24cm

      大権修利菩薩坐像 木像 彩色            
     高さ64cm ×巾 36cm × 奥行26cm    

        開山和尚坐像 木像 
     高さ64cm × 巾40cm ×奥行 27cm

       阿弥陀如来立像 木像 金箔
    高さ34cm ×巾10cm × 奥行10cm 総高47cm 

     不動明王立像 木像 一部彩色 新しい像
    高さ85cm× 巾45cm ×奥行29cmcm 総高95cm

     達磨大師立像 金銅 「朝雲」作 新しい像
    高さ43,5cm×巾15cm×奥行14cm 総高45,5cm

      聖観音菩薩立像 金銅 新しい像
    高さ77cm ×巾26cm ×奥行17cm 総高114cm

           蚕 玉 様  木像
    向かって左 女神坐像  高さ23cm× 巾17cm×奥行7cm
    中央    男神立像 高さ23,5cm×巾10cm×奥行5cm
    向かって右 女神坐像 高さ22cm×巾18cm×奥行7,5cm

        阿弥陀如来立像 木造
     高さ68cm× 巾19,5cm × 奥行9 cm
     ( 滝沢にあった堂より移されたもの )

       薬師如来立像 木像 金箔あと
      高さ73cm ×巾 25cm ×奥行11cm
      ( 滝沢にあった堂より移されたもの )

        地蔵菩薩立像 木像 彩色
      高さ71cm ×巾21cm ×奥行12 cm
      ( 滝沢にあった堂より移されたもの )

      大日如来坐像 木像 金箔 新しい像
    高さ32cm×巾21cm×高さ20cm 総高66cm

       菩薩坐像 木像 金箔 新しい像
    高さ31cm×巾20,5cm×奥行19cm 総高66,5cm

     十一面観音坐像 木像 金箔 新しい像
    高さ31cm×巾20,5cm×奥行18cm 総高64,5cm

      阿弥陀如来坐像 木像 金箔 新しい像
    高さ28,5cm×巾20cm×奥行18,5cm 総高65,5cm

       聖観音坐像 木像 金箔 新しい像
    高さ31cm×巾20,5cm×奥行18,5cm 総高65cm

      普賢菩薩坐像 木像 金箔 新しい像
    高さ30,5cm×巾20,5cm×奥行18cm 総高62,5cm

      文殊菩薩坐像 木像 金箔 新しい像
    高さ30,5cm×巾18,5cm×奥行16cm 総高61cm

    不動明王坐像 木像 金箔 新しい像
    高さ29cm×巾21,5cm×奥行18cm 奥行64,5cm

      毘沙門天立像 木像 極彩色 新しい像
    高さ77cm× 巾34cm ×奥行16cm 総高114cm

         
        【 池田町指定文化財 釈迦涅槃図 】
           軸 縦370cm × 横188cm

     この軸はもと大町の弾誓寺に施入されたものであるが、明治初年の廃仏毀釈の時弾誓寺も廃寺となり涅槃図を手放し、
    それを明治6年に長福寺の三世浜島英三代に購入したものである。
     この涅槃図を描いたのは窪田岩之丞で、その名前は大町若一王子神社の観音堂内の絵にも見られる画家である。
    江戸時代中期に製作された由緒の明らかな大型の涅槃図で、北安曇では最大最古のものとして貴重な文化財である。

     十六善神図 掛軸
    縦132cm×横63,5cm

     十六善神図 掛け軸
     縦118cm×横50cm

    2 聖向山浄念寺

     浄念寺については、『信府統記』に次のように記されている。

    ≪聖向山摂取院浄念寺 知恩院ノ末寺ナリ、池田與池田町ニアリ

    当寺ノ開基ハ大栄元年辛巳国主仁科安藝守平朝臣盛政ノ代ニテ開山ハ崇蓮社徳誉上人岌意和尚ナリ寮舍二軒アリ門生軒見生院ト號ス≫

     また、浄念寺には大町の西岸寺、木舟の浄福寺、内鎌の地蔵堂、池田の常光院の四つの末寺があったことが『信府統記』に載っているが、今残っているのは内鎌の地蔵堂だけである。


      浄念寺は浄土宗の寺で明治初年の廃仏毀釈で廃寺になったが、明治16 年(1883)に再興され、宮本の神宮寺の本堂を移築して本堂とした。

     本尊は阿弥陀如来で、昭和23年ころ東町の堺堂から迎えた木食山居作の如意輪観音とともに池田町の文化財に指定されている。

        
       【池田町指定文化財 本尊 阿弥陀如来立像 】
      木像 彩色 高さ87,2 × 巾26,7cm  総高149,5cm

       観音菩薩立像 木造 金箔
    高さ48cm×巾12,5cm×奥行7cm 総高53cm 

    観音菩薩立像 木造 金箔
    高さ49cm×巾12cm×奥行8cm 総高54,5cm 


    【 池田町指定文化財  如意輪観音坐像 】 
        木食山居作 木造  金箔

    高さ91,2cm × 巾94cm × 奥行58cm 総高172,5cm

       善導大師立像 木造 彩色
    高さ88cm×巾31cm×奥行21cm 総高99cm

       法然上人立像 木造 彩色
    高さ87cm ×巾33cm ×奥行21cm 総高99cm

      崇蓮社徳譽上人坐像 木造 彩色
    高さ44cm × 巾49cm ×奥行27cm 総高66cm
         ( 開 山 和 尚 )

     阿弥陀如来坐像 木造 胡粉塗り 厨子入
    高さ38,5cm×巾25,5cm×奥行26cm 総高48cm
       (鵜山阿弥陀堂から移された像)

      阿弥陀如来坐像 木造 胡粉塗り
      高さ30cm×巾26cm×奥行17cm
      ( 鵜山阿弥陀堂から移された像 )

      観音菩薩立像 木造 胡粉塗り 
     高さ32,5cm × 巾10cm × 奥行9cm
      (鵜山阿弥陀堂から移された像)

        観音菩薩立像 木造 
    高さ27cm × 巾9cm ×奥行5cm 総高34cm
      ( 鵜山阿弥陀堂から移された像 )

        佛手 木造 金泥塗布 
    右手 高さ65cm × 巾26,5cm ×奥行13cm
    左手 高さ65,5cm ×巾 29cm ×奥行14cm
    ( 末寺常光院の丈六仏の手と言われている)

    3 来鳳山成就院

     『信府統記』によれば成就院について次のように記されている。


    ≪大澤寺ノ末寺ナリ池田與北山村ニアリ

    當寺開基ハ日岐ノ城主丸山肥後守平朝臣盛慶法名ヲ成就院殿喜盛儀歓大居士ト號ス、盛慶初メ明應年中日岐村ノ内ニ寺ヲ建テ來鳳山成就院ト號セリ,此ノ時ハ臨済宗ノ僧住持タリ,其後天文九年庚戌ニ至リ寺ヲ北山ノ内平出村ニ移シ、大澤寺七代雪庵法瑞和尚ヲ招キ開山第一祖トナシ、此ヨリ曹洞宗トナリ當住マテ七代トナル

    本尊ハ千手観音ニテ行基ノ作盛慶ノ守本尊ナリト言傳ヘリ≫

     

     広津平出にある成就院は、曹洞宗の寺で元亨年間(1321~1324)に平出玄蕃・重光の2 武将がこの寺を復興したが、その後衰微し、天文年間(1532~1555)に日岐の城主丸山肥後守盛慶が中興、雪庵法瑞和尚を迎えて開山した。かっては朱印30 石,黒印 3石、檀家2800余、末寺も信府統記には常盛寺、福聚山正泉寺、月照山正福寺、法向山常圓寺、飯縄山昌翁寺,覺音寺の6 寺を持つと記された大きな寺であったが、たびたび火災や災害に遭い、また明治初年の廃仏毀釈で廃寺となったが明治15 年に寺の再興が許された。その後昭和28年に現在の本堂が新築され、続いて庫裏・鐘楼なども新築され寺院が整備された。

       寺内には多くの仏像のほかに、池田町の文化財に指定されている古文書12 がある。また境内にはこれも池田町の天然記念物に指定されているしだれ桜がある。


          【 本尊 聖観音菩薩坐像 】

       木造 金箔 厨子入  持ち物 未開蓮華紛失
      高さ20,5cm ×巾13,5cm × 奥行10,5cm 総高41cm

    地蔵菩薩立像 
    木造 木食佛
    高さ19cm × 巾6 × 奥行4cm 総高22cm

    如来立像 
    木造 木食佛
    高さ15cm×巾4,5cm×奥行3cm
    総高18,5 cm

    地蔵菩薩立像 木造 金箔
    高さ41cm×巾14cm×奥行10cm 総高 46,5cm 

    雲中供養菩薩立像 木造 金箔
    高さ45cm×巾12,5cm×奥行14cm 総高73,5cm

       観音菩薩立像 木造 金箔
    高さ27,5cm ×巾8cm ×奥行7cm 総高33cm  

     達磨大師坐像 木造 極彩色 新しい像
    高さ49cm×巾29cm×奥行17cm 総高59cm


         聖観音菩薩立像 木造 金箔
      高さ27,5cm ×巾9cm ×奥行 6cm 総高45cm
         ( 脇侍と共に厨子入 )

    脇侍 ( 向かって左 )  不動明王立像 木造 彩色のあと
       高さ11,5cm ×巾3,5cm ×奥行3cm 総高23cm


    脇侍 ( 向かって右 )  地蔵菩薩立像 木造
    高さ11,5cm × 巾3,5cm ×奥行2,5 cm 総高20,7cm

       文殊菩薩坐像 木造 新しい像
    高さ35cm×巾37cm ×奥行24cm 総高47cm
    獅子  巾 63cm × 奥行 30cm

    大権修利菩薩坐像 木造 極彩色
    高さ47,5cm×巾29cm×奥行20 cm 総高59 cm

    韋駄天立像 木造
    高さ48,5cm×巾29cm×奥行18cm 総高69cm

    誕生佛 金銅
    高さ13,5cm×巾6cm×奥行2,7cm
    総高17,5cm

    釈迦如来坐像 木造 新しい像
      ( 牛越氏の調査・撮影 )

    阿弥陀如来坐像 
    金箔 厨子入
    (牛越氏の調査・撮影)

     観音菩薩坐像
    (牛越氏の調査・撮影)

    阿弥陀如来立像
    (牛越氏の調査・撮影)

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