熱中症に注意しましょう
熱中症の発生には気温、湿度、風速などが関係しています。
春は体が高い気温に慣れていないため、真夏より低い気温でも熱中症に注意が必要です。日頃から体調管理や水分補給に心がけるなど、春先から熱中症予防の対策をしましょう。 また、夏本番を迎える前にエアコンや扇風機など冷房器具の点検をしましょう。
熱中症を予防するため、環境省や気象庁が啓発をしている『熱中症警戒アラート』や『暑さ指数(WBGT)』、厚生労働省が啓発しているパンフレット等を活用しましょう。
詳しくは
環境省のウェブサイト(別ウインドウで開く)や
厚生労働症のウェブサイト(別ウインドウで開く)等をご覧ください。
暑さに備え日頃から体づくりをしましょう
- 体が暑さに慣れていないと熱中症になりやすいため、日頃から適度な運動や、入浴などで汗をかく習慣を身につけておくとよいでしょう。
- 睡眠不足や過度のアルコール摂取を控え、バランスのよい食事を摂るなど体調を整えましょう。
暑さを避けましょう
- 外出時は天気予報や環境省の暑さ指数(WBGT)を参考に暑い日や暑い時間帯を避け、無理のない範囲で活動しましょう。
- 室内ではエアコン等の利用や、風通しをよくするなど温度・湿度に注意しましょう。
- 涼しい服装を心がけ、外出時は帽子の着用や日傘を活用しましょう。
こまめに水分補給をしましょう
- のどが乾いていなくても、起床時や入浴前後など食事以外に1日に1,200ml(1回あたり200ml程度)を目安に水分を摂りましょう。
- 運動時や作業時は開始前後のほか、20〜30分ごとに100ml程度の水分補給を心がけましょう。
- 多くの汗をかいた時は塩分も忘れずに摂りましょう。
熱中症の重症度分類と症状
症状に応じて重症度は3つに分類されます。つぎのような症状があったら熱中症を疑い、症状に応じて応急処置をしましょう。
【重症度分類と症状】
- 1度・・・めまい、失神、筋肉痛、筋肉の硬直、手足のしびれ、気分の不快 など
- 2度・・・頭痛、吐き気、倦怠感、虚脱感 など
- 3度・・・2度の症状に加え、意識障害、けいれん、手足の運動障害、高体温 など
【応急処置】
- 意識がない場合は救急車を呼ぶ
- 涼しい場所へ避難し、服をゆるめ、体を冷やす (首、わきの下、太もものつけ根など)
- 水分や塩分を摂る
- 自力で水分が摂れない場合や、症状が改善しない場合は医療機関を受診