松くい虫対策について
[2022年4月1日]
ID:374
松くい虫(マツノザイセンチュウ病)とは、マツノザイセンチュウという肉眼で見えないほど小さな線虫が、枯れたマツや弱ったマツの樹皮を食べ産卵するマツノマダラカミキリを媒介としてマツに侵入し、爆発的に増殖しながら、マツの細胞を破壊することでマツが枯れる伝染病です。
マツノザイセンチュウが入り込んだマツは、水を吸い上げることができなくなり、やがて枯れてしまいます。
マツが枯れる原因は、風害等の気象や寿命によるものもありますが、まとまって急激に枯れるといった異常な被害を受けているマツ枯れは松くい虫の被害の可能性が非常に高く、放っておくと急激に被害が拡大します。
松くい虫の被害を防止するには、早期発見、早期の適正処理が最も有効な方法です。
町木であるアカマツ林は美しい郷土の景観や、木材の生産、水源のかん養、国土の保全など、私たちの暮らしに欠かせない働きをしています。
アカマツ林が枯れてしまうと、土砂崩れなどの災害の原因になるとともに、景色の荒廃を招き、マツタケの発生などにも影響します。松くい虫からみんなでアカマツを守りましょう。
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