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せ せっこはいいが ぶっそなくてと かまけてる
根気よくよく働く人だが、愛想が悪くていけないと、よく愚痴をこぼしていた。
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そ そのいとに けえってくるよ あんじゃねえ
そのうちにきっと帰ってきますよ、心配はいりませんよ。
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た 田の草取り 子猿あがった へえおけや
田の草取りも、夕方になって小猿があがったから、もうやめましょうよ。
※子猿あがる…夕方冷えてくると稲の葉先などに水滴が着くこと。
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ち ちょんこずき 人様のめえで じょけてみせ
すぐにお調子に乗って、人様の前で、甘ったれてふざけてみせる。
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つ つもい戸も ちゃんとつめろや さびいじゃん
閉めるのがきつい戸も、しっかりと閉めろや、風が入って寒いじゃないか。
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て でんぐるま あだじゃなくて てきねえわい
子供を肩車してやるのは大変なことで、じつに疲れることだわい。
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と どんぶらの 水をかんましゃ どんびきが
池の水をかき回すと、トノサマガエル(ヒキガエル)が飛び出してくる。
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な なんもねえが 寄ってきましょや お茶一杯(いっぺ)
何にもご馳走はないが、寄って行きませんか、お茶を一杯飲みましょうよ。
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に 庭じめぇに にょいっと顔出す 有明山
夕方になり庭じまいの時に、ふと見ると、有明山が急にひょっこりと顔を出したように見える。
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ぬ ぬくとくて すべらっこいね この温泉(おゆ)は
温かくて、なめらかですべすべとして気持ちがいいね、この温泉(おゆ)は。
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ね ねえとりにゃ ねえでわらぐれえは 用意しましょ
(田植えの準備に)苗取りをする時には、苗を束ねるための
藁ぐらいは用意しておきましょうよ。
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の のてさくで のがとげなくて 困ったむんだ
何事もいいかげんで、いつも最後までやり遂げられなくて、困ったことだ。
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は はぎっとくれや 虫つるだらけの ひね米を
はぎってください、虫つるだらけの古いひねの米を。
※はぎる…麦などを箕に取り、あおって風でゴミなどを吹き飛ばす素朴な精選法。
※虫つる…虫が乾燥穀物などに巣くって糸からげになった状態のもの。
何事もいいかげんで、いつも最後までやり遂げられなくて、困ったことだ。
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ひ ひきてきた 蚕あげだぞ しょく立てろ
ひきてきたから、いよいよ蚕上げだぞよ。早くしょくを出して用意してくれよ。
※ひきる…蚕が成熟して頭部が透けてきたら、さなぎになる準備が出来た状態。
※しょく…蚕が繭を作るための藁で編んだ入れもの。
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ふ ぶすっつら ぶっそねえやつだと 言われるじ
ふくれっつらばかりしていると、愛想のないやつだと言われますよ。
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へ へえっころがし 五つぐれえは なんたらず
灰ころがしのやきもちを、五つぐらいはどうということなく食べられますよ。
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ほ ほっかぶり しょい子をしょって ばば山へ
ほっかぶりして、しょいこを背負ってばあちゃんは山へ仕事に行きました。
※しょいこ…物を運ぶ時、背中に背負う木の枠に縄などを巻きつけたもの。
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ま まめったくて こてされねえじ うちの嫁
うちの嫁さんは丈夫でよく働き、たまらなくいい嫁さんだよ。
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み みやましく よく働いた さあおこびりだ
かいがいしく良く働いたよ、さあおやつのお小昼だよ。
※小昼…朝食と昼食の間にとる軽食。
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む むさくるしくて やぶせってえじ その頭
むさくるしくて見苦しい上に、うっとうしくていけないよ、その頭は。
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め 飯ぁめんぱ 仕事はんぱな うちの人
ご飯は大盛りのめんぱ飯のくせに、仕事は中途半端なうちの人ですよ。
※めんぱ飯…昔の弁当箱で、本体にかぶせる蓋がついていて、ご飯がたくさん入る入れ物。
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も もんちゃくればっか おこしていちゃ はかいかねえ
もめごとばかりおこしていては、仕事も能率が上がらないよ。
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や やたかしい やんどもばっかで やだくなる
うるさい野郎どもばかりで嫌になってしまう。
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ゆ ゆんべなの よりあい話 すめたかいね
夕べの寄り合いでの会議の話は、納得できましたかね。
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よ 夜(よう)さまに 一人でおつかい あんじってえ
夜の暗くなった時に、一人でお使いに出すのは心配でしょうがない。
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ら らちもねえ もだことこいてて やだくなる
解決の目鼻のつかないような無駄なことばかりしゃべっていて、全くいやになってしまう。
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り りくつばか こいてるだけじゃ らちゃあかねえ
ただ理屈ばかり言っているだけでは、ものごとの解決にはならない。
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る るすばんに 一人でおにかけ つらめしい
一人で留守番をしていて、おいしいおにかけを作って食べたが、なんとなく心細くて悲しくなった。
※おにかけ…煮込んだ汁を直接かけて食べる手打ちうどん。
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れ れんげ田で でんぐりけえって 遊(あす)んだむんだ
昔は一面に咲くれんげの田んぼの中で、トンボがえり(まねっくらついて)をして遊んだものだよ。
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ろ ろくったま 食わずに飲んで どじょこいて
ろくすっぽ食べないで酒ばかり飲んでいて、あげくのはてにわがままなことを言って、全くしょうもないものだ。
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わ わるさして いせなしおやじに ぐざられた
いたずらばかりして、むやみやたらに、親父さんにしかられてしまった。
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ん んまくねえ もってねえけんども ぶちゃりましょ
おいしくないよ、もったいないけれど、捨ててしまいましょう。
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