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池田から見える北アルプスを見るポイントは5つある。
まずは有明山を中心とした一角。その形は富士山に似ているため別名信濃富士とも言われている信仰の対象となっている山でもある。 美術館の階段から見る有明山が一番きれいに見える。そこからは山の形が左右対称で、きれいな台形をしている。少しでも移動するとその形は傾いて見えてしまう。
有明山を中心とした北アルプスと田園の織り成す景観はまさに数少ない日本の原風景であり、山下大五郎画伯や奥田郁太郎画伯はこのとりことなって神奈川、東京からこの地にやってきて多くの名画を残され、現在池田町立美術館でその絵を所有し、展示している。
前山なので高く見えるが標高は2,268mと低い山であり、また登山には厳しい山でもある。冬、雪をかぶると灰色と白のコントラストのごつごつ感がまるでゴジラの肌のように見えることがある。
有明山の右隣に奥山として燕岳が見える。標高2,763m。夏の朝5時40分ごろから6時ごろにかけて燕山荘の屋根が、東から上がる太陽の光を反射してぴかぴか見える。 燕岳の横には 餓鬼岳がそびえたつ。この山も前山であり標高は2,647mとあまり高くないが横幅の広い山で目立つ。
そこからさらに右(北)に伸びていくと後ろに唐沢岳(2,632m)の頭がチラッと見えるがこれは見逃しやすい山である。
さらに左に行くと北葛岳の勇姿が目に入る。この山も、とがっているので針ノ木岳と間違えやすい前山であり標高は2,551m。 その隣の奥に美しい姿をした山が奥ゆかしくそそり立っている。針ノ木岳だ。標高2,821m。この山は日本の山には珍しく針のようにとがっている。崇高な山だ。そしてこの山は池田から見るのが一番きれいに見える。しかも3丁目から堀の内あたりの間が美しい。そこから外れるととがった形が崩れて両肩を怒らしたような姿になる。それは鉄人28号のようにも見えそうだが・。大町からだと蓮華の陰になって見えない。
蓮華岳2,799mがその横にどっしりと右肩さがりの緩やかなカーブを描いて、険しいアルプスの中ではひときわあたりを和ませてくれる曲線美を披露している。もっとも登山者にとってはだらだらした登山道が結構きついらしい。
北葛、蓮華、針のこの3山で一つの景観を形成している。
それから赤沢岳(2,670m)、鳴沢岳(2,641m)、新越乗越、扇沢頭が続き、 そしていよいよ3番目の見所にたどり着く。まず爺ヶ岳。標高2,670m。3つの峰をもつきれいな山だ。北アルプスの名前を覚える時はまずこの3つの峰を探すと覚えやすい。そこから右左に覚えていけば簡単に覚えられる。
その右隣に鹿島槍ヶ岳の秀峰2,887mがそびえたつ。この山は2つの峰を持つ。 そして五竜岳2,814m。この山も2つの峰が見える。 池田からこの3つの山々と田園の風景がマッチして、とにかく美しく、絵になりポスターなどにも使用される頻度が高い。
そこから白岳(2,405m)、唐松岳(2,696m)そして八方尾根を見ながら、最後の見所、白馬三山にたどり着く。池田から見えるこれらの山々は白馬から見える迫力には遠く及ばないが優雅な姿は目に焼きつく。 最初に白馬鑓ヶ岳(はくばやりがたけ)2,903m、真ん中の山が杓子岳2,812m、そして白馬岳(しろうまだけ)2,932m。白馬岳は池田から見える山の中では一番高い山だ。 晴れていれば、小蓮華岳(2,763m)や乗鞍岳(2,436m)も見える。
さて有明山に戻って、左(南)に目を向けると、大天井岳(2,922m)、東天井岳(2,814m)、横通岳(2,767m)が連なり、そして霊峰常念岳2,857mが見えてくる。
しかし残念なことに池田から見る常念は穂高や豊科からみる姿に比べてやや劣る気がする。
穂高などからは山が斜めに見える感じで立体感があって奥行きがあり、気品が漂って見えるが、池田からは馬の鞍のように見えてしまうような・・ あと蝶ヶ岳(2,677m)や大滝山(2,616m)、鍋冠山(2,194m)が見えるはずだ。
以上池田から見える北アルプスの山々を紹介してきたが、アルプスの見え方は季節や天候により同じ姿を見せることは一度だって無い。晴れたアルプス、雨降りのアルプス、そして雪化粧したアルプス等、又もやのかかったアルプスだって恥じらいがあって、奥ゆかしくて懐の深さを感じさせてくれる。自分だけのアルプスを是非感じ取っていただきたい。
北アルプス5つのビューポイント
○ 有明山
○ 北葛岳・針ノ木岳・蓮華岳
○ 爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五竜岳
○ 白馬三山(白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳)
○ 常念岳・蝶ヶ岳
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