定期予防接種としての日本脳炎ワクチンの予防接種方法は次のとおりです。
なお、町では現在、厚生労働省の勧告により、日本脳炎ワクチンの積極的な勧奨を差し控えています。ただし、本人や保護者が特に希望する場合は接種を受けることができますので、保健センター61・5000までお問い合わせください。

■日本脳炎とはどんな病気ですか? 日本脳炎ウイルスの感染によっておこる中枢神経(脳や脊髄(せきずい)など)の疾患です。ヒトからヒトへの感染はありませんが、豚などの動物の体内でウイルスが増殖した後、そのブタを刺したコガタアカイエカなどが人を刺すことにより感染します。潜伏期間は7日から10日で、感染しても発病しない人がほとんどですが、感染した場合には100人から1,000人に1人が発病すると報告されています。
■日本脳炎ワクチンとは? 現行の日本脳炎ワクチンは日本脳炎ウイルスを感染させたマウスの脳を用い、精製したものです。ワクチンの精製度は高いですが、極めて微量な脳組織成分が残存する可能性や不純物が混入する可能性は完全に否定できません。
■日本脳炎ワクチンの副反応 健康状況調査報告によると、2日以内に37.5℃以上の発熱が約1.9%認められ、接種局所の発熱・腫脹(しゅちょう)は約8.9%、発疹(ほっしん)が約1.0%みられ、70万〜200万回に1回程度、ADEM(急性散在性脳脊髄炎)が発生すると考えられています。なお、平成元年から平成17年度までに日本脳炎ワクチンを接種した後に死亡された方の中で、ワクチンとの因果関係があるとして健康被害救済制度の認定を受けた方は4人です。
※ADEM・・・ウイルスの感染後やワクチン接種後に、まれに発症する脳神経系の病気。接種後数日から2週間程度で発熱・頭痛・けいれん・運動障害などの症状が見られます。
■日本脳炎ワクチンの積極的勧奨差し控え 平成17年5月30日、厚生労働省は都道府県に対し、定期予防接種として日本脳炎ワクチンの積極的な勧奨を差し控えるよう勧告しました。現行のワクチンの使用と重症のADEMとの因果関係があるとの判断がくだされたことにより、より慎重を期するため、このような措置がとられました。
■現行の日本脳炎ワクチンの接種 日本脳炎の流行地域へ渡航するなど日本脳炎に感染する恐れが高く、本人またはその保護者が希望する場合においては、医師から今回の措置、日本脳炎ワクチンの効果及び副反応についての説明を受け、同意書に署名したうえで現行の日本脳炎ワクチンを使用した接種を受けることは可能です。
■重い副反応が起こった時の補償 予防接種法に基づく予防接種により疾病、障害、死亡等の健康被害を生じた場合には、予防接種健康被害救済制度によって、医療費の支給、障害年金の支給等が行われます。なお、救済制度の対象となる健康被害は、厚生労働大臣が予防接種と疾病・障害等との因果関係を認定したものに限ります。