杉山巣雲像

杉山巣雲は天明8年(1788年)、わが町の先人たちにより創設された庶民の子どもの教育機関「池田学問所」の初代の師匠として松本藩から招かれ、以来約40年にわたり児童教育に尽力しました。
巣雲が熱心に取り組む姿勢は高く評価され、その人望は近隣地域にも伝わりました。入門を願い出る子どもは多く、児童数は常時300人を超えたと伝えられているほどです。
学問所創設から2世紀余り、町は今年度、先人たちが大切にしてきた精神を受け継ぎ「新池田学問所」を発足しました。「楽しさ発見」「仲間発見」「ふるさと発見」を理念に掲げ、町民の新たな学び舎として再出発。町民が自主的に学べる場として各種塾などを開催しています。
町立美術館に建つ巣雲の像は師弟愛が表現され、巣雲が少女の肩にそっと手を置き、指さしています。子どもたちに「人のあるべき生き方」を説いた巣雲。ひとづくりはまちづくり、まちづくりは未来づくり―。巣雲が遠い過去から教え導いてくれるかのようです。