3月定例議会に示したものです。
平成24年度 町長施政方針
~ 人が輝き歴史と自然が彩るてるてる坊主のふるさと
美しい池田町をめざして ~
内閣府月例経済報告によると「景気は、東日本大震災の影響により依然として厳しい状況にあるなかで、緩やかに持ち直している。」としており、政府は大震災からの復興に全力を尽くすとともに、欧州政府債務危機等による先行きリスクを踏まえ、景気の下振れの回避に万全を期し、また、デフレ脱却に断固として取組み、円高とデフレの悪循環を防ぐとしています。
現在、平成24年度の予算及び社会保障と税の一体改革関連法案が審議されており、地方自治体に影響を及ぼす重要法案の動向を注視していく必要があります。
平成24年度においては、社会経済情勢が不透明の中、町税をはじめ一般財源の確保が厳しさを増す一方、町民ニーズの多様化に基づき財政需要は増加の一途にあり、将来にわたって必要不可欠で安定した住民サービスを持続させ、町民とともに支え合い温かい一体感のある協働のまちづくりのため、また、町政の重要課題、懸案事項、先見性ある戦略事業を着実に実現し、改善・解決・挑戦していくためには、従前にも増して中長期的な観点から計画的で堅実な行財政運営が不可欠であります。
「入るを計りて出ずるを為す」の基本理念の基に施策の重要性、緊急性、有効性を勘案し、投資効果、選択と集中、徹底した事業の見直しによるスクラップアンドビルドや行政改革や民間活力の導入により、最小の経費で最大の効果を上げる簡素で効率的な行財政運営で計画行政の推進と健全財政を目指すものとします。
○予算編成の基本方針
人が輝く、地域が輝く共に一体感のある協働のまちづくり、池田っ子を町民みんなで育み、健康で生き生き長寿で元気で、支え合える絆の強いふるさと美しい池田町をめざして具体的な重要項目を以下のとおりとします。
(1) 財政の健全化に留意し、町債・企業債の借入残高を減らす取組みを継続し推進す
ること。
(2) 「人が輝き歴史と自然が彩るてるてる坊主のふるさと」美しい池田町を目指して
を基本に第5次総合計画に基づき健全で簡素で効率的な行財政運営に留意した事業
に取組むこと。
(3) 「日本で最も美しい村」連合加盟理念に関する事業の充実、発展を町民とともに
一体感をもって推進する取組みをすること。
(4) 歳入歳出すべてを再検証し、事業の重要性・緊急性・有効性・投資効果等徹底し
た見直しによるスクラップアンドビルド、選択と集中、民間活力導入により改革す
べきは改革し、将来戦略として町民益に不可欠な事業には挑戦し、無駄な経費はな
いかチェックし、費用対効果を高めること。
(5) ゼロ予算事業の推進など柔軟な発想の事業導入や現行の組織体制にとらわれない
事業展開とすること。
(6) 国、県の施策の変更や追加など充分な情報収集により補助金や補助事業や起債等
において町民益を損なうことのないよう万全を期すこと。
以上の基本方針に基づき予算を編成した結果、平成24年度予算の規模は、一般会計では、前年度予算額と比べ、16.2%増加の45億6700万円、国民健康保険特別会計など5つの特別会計予算の総額は、4.7%増加の17億8450万7千円、水道事業会計では11.3%減少の2億659万円、全会計を合わせた予算総額は、11.8%増加の65億5809万7千円となりました。
会計別に概要を申し上げます。
まず、一般会計の歳入では、自主財源である地方税につきましては、固定資産税の評価替えによる減収、町民税の税法改正による若干の増収を見込み、町税全体では、ほぼ昨年並みの計上としました。歳入の38.5%をしめる地方交付税は、前年度と同額の17億6000万円を計上としました。
国庫・県支出金につきましては、子ども手当の国と地方の財源負担割合の変更を見越すなどにより5.6%減少の4億4335万5千円で見込みました。繰入金では、池田保育園の建設、池田松川施設組合の給食センター建設事業のために公共施設等整備基金の取り崩しなどにより2億1876万2千円を計上いたしました。町債では、池田保育園の建設等で、昨年より大幅増で計上いたしました。
続いて、歳出の事業内容について申し上げます。
総務費関係では、平成23年度に施行しました土地利用条例により、秩序ある開発がなされるよう誘導してまいります。日本で最も美しい村連合事業につきましては、推進計画に基づき、町民一丸となって推進して参ります。
元気な町づくり事業につきましては、各自治会、各種団体の皆様にも事業拡大し、さらに協働の町づくりの推進を図って参ります。また、交通災害共済において、中学校までの加入については、町費負担とします。4月からは中信交通災害共済事務局が池田町に移転されます。町民の公共交通として町営バスの運行、防災基地の整備、防災計画の見直しに着手して参ります。
「わかりやすい町の仕事」と題し、当町が平成24年度に実施する事業予算のわかりやすい説明書を全世帯に配布してガラス張りの町政をめざして参ります。また、職員資質向上の為、新人研修、班ごとの研修、テーマによる研修、県への職員派遣等、充実した研修を行って参ります。
民生費関係では、子どもから高齢者まで、健康で安心して暮らすことができるよう、保健、医療、福祉の連携により、特に子育て支援の充実を図り、若者が定住できる魅力ある安心して暮らしていける町づくりを推進します。町民が健康で長生きできる町を目指し、健康づくりプロジェクトを推進します。
高齢者、障害者福祉、介護保険等、継続的に支援事業を行って参ります。南保育園と北保育園を統合して池田保育園の建設を行います。少子化対策として出産祝金の計上、中学校卒業までの医療費無料化等による福祉医療給付事業、新たに子育て世帯に、ながの子育て家庭優待パスポート事業を行います。国の政策による子ども手当を計上しました。また、社会福祉協議会が運営する障害者地域活動支援センター「くわの木」の運営を支援して参ります。
衛生費では、保健衛生において、乳幼児健診、予防接種、ガン検診など保健事業を推進するなど、子宮頸がん等予防対策経費を計上いたしました。また、環境衛生においては、日本で最も美しい村連合のロゴ入りエコバックを配布し、毎月第3日曜日を全町清掃デーと定め、ごみの減量化など、環境美化を推進します。穂高広域施設組合負担金、地球温暖化対策として、太陽光発電設置補助金の計上をいたしました。墓地公園事業においては聖地の増設のための費用を計上いたしました。
農林水産業費関係では、農業者の高齢化、後継者不足などにより、担い手がなく営農環境が厳しくなっております。引き続き、中核農家の育成、集落営農等を推進し、農地の有効利用を関係機関とともに推進してまいります。新たに今後の農業施策として「人・農地プラン(地域農業マスタープラン)」を作成し、若手農業者の育成、農地の集積、6次産業化等、農業経営基盤の充実を図って参ります。花の里づくり事業として「各戸一坪花づくり運動」を推進します。継続事業として地籍図根点確認整備事業、ハーブセンター運営のための指定管理料を計上しました。ふるさと農道整備事業(坂下地区)の完成に向け、工事費を計上いたしました。
林業費では、森林整備、松くい虫対策、森林の里親事業の費用を計上いたしました。有害鳥獣対策事業として、新たに鳥獣被害対策実施隊を設置し、鳥獣被害の防止に努めます。
商工費では、工業振興のため、ものづくり産業クラスター形成事業、各種制度資金借り入れに対する町単独補助金、商工会への補助金の計上いたしました。観光費では、景観のすばらしさを生かした観光を推進します。池田町観光協会、観光推進本部への補助金、ウォーキング大会、てるてる坊主アート展事業に対する補助金を計上いたしました。
日本で最も美しい村連合に加入している意識の高揚や、蛍が生息する自然環境の良い町等を積極的にアピールするよう努めて参ります。
土木費では、継続事業として辺地対策事業の陸郷地区の道路改良、懸案でありました内鎌地区の道路整備、豊町から堤防道路への接続道路改良工事に着手いたします。クラフトパーク管理経費、住宅耐震関係経費、地元建設業者の支援策も併せ、新たに住宅リフォーム補助金を計上いたしました。また町有地の利活用を積極的に検討し、若者定住、人口増に積極的に取り組んで参ります。社会資本整備総合交付金を活用し、橋梁長寿命化修繕計画策定事業に着手します。
消防費では、前年度と同様に北アルプス広域消防の常備消防、各地域の消防団に係る非常備消防経費及び災害時に備えた備蓄品購入経費、また、新たにポンプ車両購入経費を計上しました。
教育費では、家庭、学校、地域の連携、協力により、地域全体で地域の子弟を育む学問所の精神を理念に、時代を生き抜く確かな学力、自ら考え行動、判断できる力を養う子どもの健全な成長を支える教育社会環境が重要であります。継続事業としまして、各小中学校に支援加配職員の配置、就学援助費の計上をいたしました。新たに放課後子ども教室を開設し、学習支援を行います。中学校教育パソコンの更新経費、町民の皆さんの生きがいや夢の実現、温かい支え合いの絆を生み出すための町民活動サポートセンター経費の計上、新規事業として、町民の健康増進のため、総合型地域スポーツクラブの設立費用、また、美術館においては、さまざまな企画展を計画いたします。
また、池田松川学校給食センター建替えのため、費用を計上しました。
公債費では、引き続き起債残高減少につとめて参ります。