町では、池田町地域福祉計画の中で、基本理念として「その人らしくいきいきと暮らすことができ、地域で支え合える絆の強いふるさと池田町」を掲げ、障がい福祉分野では、「障がいのある方が地域でその人らしく安心して暮らせるまち」を目指して、県や大北圏域の市町村と連携しながら障がい者施策の展開を図ってきました
　一方、国における障がい者施策では、措置制度から始まり、支援費制度、障害者自立支援法に基づく制度、障害者総合支援法に基づく制度と、約20年間のうちに、大きく変動してきました。「共生社会の実現」「可能な限り身近な地域で必要な支援を受けられる」等といった基本理念を定めた障害者総合支援法は、法の施行3年が経過した時点で内容を見直すことになっています。平成28年に改正が行われ、平成30年4月より改正後の制度によって新たな施策が展開されます。
　その中には、障がいのある人が、住み慣れた場所で支援を受けながら生活ができ、社会参加や自己決定を行うことができるなど、障がいの有無によって分け隔てられることのない「共生社会」を目指すため、新しい障害福祉サービスの提供や、地域包括ケアシステムの構築、地域生活支援拠点の整備など、地域で暮らすために必要な支援体制を整えるよう施策を展開しています。
　また、障害者総合支援法及び児童福祉法の一部を改正する法律により、障がい児のサービスに係る提供体制の計画的な構築を推進するため、市町村毎に障害児福祉計画を定めるものとされました。

　以上のことを踏まえ、障害者基本法に基づく、障がい児者のための施策に関する基本的な計画である「池田町障害者計画」、障害者総合支援法及び児童福祉法に基づく、障がい児者の地域生活を支援するため障害福祉サービス等及び障害児通所支援等を提供するための体制の確保が計画的に図れるよう具体的な数値目標を掲げた「池田町障害福祉計画」及び「池田町障害児福祉計画」を一本化して策定することで、障がい児者施策のより一層の推進を図ります。